40代の転職について
就職活動を40歳になってから行おうとすると年齢がマイナス要因になります。
若いうちはバリバリと仕事をしていて、立派なキャリアや実績を持っているような人でも、40歳以上での転職は思うようにはいかないものです。
40代の人の場合には書類選考の時点で、選考からはずされてしまう可能性も高くなっていると考えていいでしょう。
若い頃と同じような感覚で転職活動をしていても、早晩つまづくことは目に見えています。
公開されている求人の中から、条件に合うものを見つけて応募するという方法は、40代では使えません。
書類選考をクリアして、その先の選考ステップに進める可能性は、40代の場合は10%くらいだともされています。
100社に応募して、やっと10社に採用面接をしてもらえるという形になるでしょう。
せっかく採用面接の場に足を運んだのに1週間後の結果が不採用であれば、精神的にもきついですし、費やす時間もかなりのものです。
もしも仕事をしていないブランクの期間が長いのであれば、就職活動の状況は一層不利になります。
むしろ、40代での転職は、縁故や人脈を生かして活動を行った方が、より成功率が高く、転職後もうまくいくようです。
今まで40年という長い間生きてきているのですから、血縁なり、友人なりに頼ってみることも不可能ではありません。
コネ採用であることに躊躇する人も少なくないですが、年齢に見合った就職の形だと割り切るのも、将来が開ける選択肢の一つです。